法務部門はどんな仕事してる?
前回の記事で、企業の法務部門では、周辺領域も含め様々な業務を担当していることを、紹介しましたが、今回は、それらを紹介します。
それぞれの細かい内容やイメージついては、後日、記事にしていきますが、まずは、ざっくりとカテゴライズします。
・契約書の作成/添削/確認
・各事業部門からの相談対応/弁護士相談
・訴訟対応
・株主総会/IR
・債権回収/信用調査/契約審査
・コンプライアンス研修企画
・契約交渉実務
・登記関係(商業・不動産)事務
・業法(規制法)/所轄官庁対応
・危機管理/暴追
・社内規程管理/文書管理
・官公署等への各種届出
・事故対応/保険会社対応
・警察等の照会対応
多すぎっ!と感じたでしょうか?
安心してください。法務部門で全てを担当している会社は、ほぼ無いと思います。
私が、これまでの経験のなかで他企業の法務担当者から聞いた話からすると、企業の規模にもよりますが、これら業務のうち、概ね5~10の業務を担当していることが多いです。
残りの業務は、総務、経理、知財など別の部署が担当することになります。
また、見ていただいてわかるかと思いますが、総務業務との線引きが曖昧ですので、総務部門との兼務という形を採っている会社も多いようです。
私の勤める会社でも、審査は経理部門で行い、また独立した知財部門もあるため、法務部門では、これらの半分程度を担当しています。
しかし、これから法務部門を目指す方に知って欲しいことがあります。それは、傾向として、
・小さい企業ほど、薄く広く多くの業務を担当する
・大きい企業ほど、専門・特化した業務担当する
ということです。
そして、この傾向も踏まえて、
◆ 自社の法務部門がどのような構造になっているのか。
◆ 自分はどのような働き方をしたいのか。
◆ 自分は、どのような働き方(広く薄く?専門特化?)を楽しいを思うか。
考えてみるとミスマッチも防ぎ、楽しく働けると思います。